『未来』全歌詞

1.喫煙室

Kitsuenshitsu

合図のように吐き出す白い
壁の向こうに飛び出す人に

いたずら 赤黒い いたずら

遠くの町 見送りなどもない
人眩まし ブロッコリーはどこだい?

藍色の料理 波の緑
会いに行くといい 友達にも

虹が空にかかるように ひたすら

僕らはしーんとしていりゃどうもない
あぁ気晴らし キュウリはどこだい?
あげない

2.メトロポリス

Metropolis

太陽の側に 猿のメトロポリス
泥の海に 水があった空洞
鳥を飛ばし 太陽まで行ってたっぽい
神の言葉に 返事などいるけ?

民は密かに 森を逃げ惑い
誰も彼もが 手には自由を
魂は誰の声も 聞き入れないっぽい
神よお側に 危険になるいずれ
あぁ呼吸を帝国の主
さぁ呼吸を帝国の主

髪を伸ばし 君は逃げ出す用意
永遠に相応しい 滲んだ写真を
それは俺らに重ねた 捨て切れないTOY
神よお側に 返事などいずれ
あぁ呼吸を帝国の主
さぁ呼吸を帝国の主

日が暮れた森や
目が覚めた鳥や
見る価値もねぇ完成まで
盗み出そう 我々を

3.朶雲

Daun

輪郭は滲む間に晴れ
良い心も晴れ
あぁこどもよ
犬の背中撫でては返し
行く場所を探そうと極楽を彷徨おうと
遅れは許さぬ
一生と出会う
この奥と覚えて
あぁでも出会う 出会う

花瓶の花も余生の方も 登れ登れ微笑んで
散るも咲くも彷徨うものと 登れ登れ微笑んで
遠い昔の楽しいことも 戻れん戻れん戻れんね
切るも裂くも殴り合うことも 戻れん戻れん戻れんね

なにの間にも名前が要る
そう信じたりは名残惜しい

おお無理もない 別に悔いはない
この遅れを思えばおこがましい
五億年は退屈に過ぎなさい
こどもからしたらこれが大人らしい
この船を大切に漕ぎなさい
このくらいはどこでも起こるらしい

4.ムーンライト

Moonlight

もう祈らない その方がいいさ
丸くなる でも信じたい
引き取った夢の 途中にうずくまり
消えぬ胸の炎では薄暗い

もう実らない その方がいいさ
軽くなる でも信じたい
実った夢の 途中にうずくまり
消える夢を 葬れるムーンライト

5.大乱闘

Dairantou

変な人に憂鬱になるよ
俺もひとり狂い出すように
ねぇあの子 胸の中
大事なものをひとつも持っていないとしても大丈夫

変な色に染まり出すぞ
俺はひとり窮屈な風呂に
汗かいて遊ぼう 遠い方を飛ぼうよ
憧れてなんぼでしょ 友のように

ねぇあの子 胸の中
大事なものをひとつも持っていないとしても大丈夫さ
ねぇあの子 胸の中
大事なものをひとつも持っていないとしても大丈夫

あぁ世界ってアソコ
ボーイの本能も暴走
憧れって乱暴でしょ?友のように

6.いしてっ

issite!

永遠に戻れぬ愛の迷宮へ行き
へのへのモヘンジョ=ダロなんつーさぁ
それ以降を求めて 恥かいて終わり
みんな完

例の穴に今入るねクレイジー
元々人間は天然さ
Everyone Needs 素敵な行動
それは狩る敵を 気に入らない全員を

正論を求めてホントの奴隷に
まだまだ平均の輪は着かない
でも暇になりゃ味変えてオナニー
みんなカンカン

例の股に今入るねクレイジー
元々人間は点滅さ
Everyone needs 素敵な行動
それは狩る敵を 気に入らない全員を

7.ひばりの朝

Hibari No Asa

ひばりの朝が来ないなら
私に生み出せる憎しみすべて
この世界に叩きつけたい

8.この世でもあの世でも

Konoyo Demo Anoyo Demo

迷子を氷に
はいどうも おおきに
ハイになる方法も気になるな
未来を見たいような
願いが叶うような
天のある方向の点とは違う
光と出会うそうだね
Aの方を

おぉ木々や麒麟が旗のようにそよいで
手みたいさ
眠る頃には思い出
旅立とう
でも本物には遠いね
涙も 眠る頃には思い出

9.旋回

Senkai

ザンと伸びた高速に
青く燃える入道雲
急ぐ人々も連なる 海になるように

冷えたザボンのヘヴィーウェイト
荒れ狂うこども演じて
誰の心も停止して
また来る夜がフェードインして

無重力の遠い太陽
真っ直ぐに立つビルの隅の

All words written by Ryo Shibuya